適応障害・うつ病・双極性障害2型の記録、アダルトチルドレン。(旧,本当の自分 〜脱・AC〜)

28歳で発症。アダルトチルドレン・適応障害・うつ病・双極性障害2型、診断を受けた時の記録や、体験談を書いています。性格習慣病。アダルトチルドレン(AC)を克服しようと奮闘する人のブログ。

14🦋 その11 私の生い立ち・人生 〜不眠症と睡眠への恐怖〜

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自分でも、訳がわからなかった。

 

なんで今自分はこんな風になっているんだろうか。自殺を図ったあとは親友と彼に精神的に支えられ、どうにか自分を保っていた。もう死のうとしたりはしないと、親友と約束した。

 

でも、母との悩みが膨らむばかりだった。

 

嫌になってくると、自然と死にたいと思う思考回路が出来上がっていたが、それをとにかく振り払って、死んではいけないのだと強く心に思った。

 

自殺を図ってから数日経つと、自分のしたことが空恐ろしくなった。

 

踏切の上に立つ自分も、ビルの階段に立ち地面を眺める自分も、微塵の恐怖も感じてはいなかった。ただひたすらに死ぬことを願っていた。

 

あの頃の私は、フワフワとしていて、夢を見ているときのような、現実味のない感覚で生きていた。

 

落ち着いてくると、あれは自分であって自分でないような不思議な感覚に襲われた。

 

私のことを殺そうとする私がいる…。


恐ろしかった。

 

この頃、入眠障害途中覚醒早朝覚醒という酷い不眠症で1日トータル3時間くらいしか睡眠時間がないことに加えて、寝ると必ず悪夢を見るようになった。

 

頭と体の疲れを取りたいのに、寝たくても眠れない。やっと眠れてもそのわずかな睡眠時間は、悪夢になって私を苦しめた。

 

夢の中はかなりリアルだった。食べれば味がわかるし、風が吹けば服が擦れる。階段を登れば足の裏の感覚がよくわかるのだ。

 

そのリアルな夢の中で、私は追い回されたり、殺されそうになったり、友人を殺したりするのだ。その非常なリアルさは、私をとても怖がらせた。

 

友達を拳銃で殺した時の、手の感覚…。

 

目の前で生き絶えていく友人を見て、目を逸らした。青々と草が茂る土手で、彼女は車の中で、外は風が吹いていた。

 

夢は短いが、非常に内容が濃く、リアルだ。起きた時は寝る前よりずっと疲れていた。

 

現実世界の私は夢を見ているようにフワフワしているのに、夢を見ている私は現実のことのようにリアルな体感をしている。

 

それは、起きた時、夢か現実かわからなくさせた。

 

起きると、気が狂って大泣きした。

 

しかも最悪なことに、再び寝ると、続きを見るのだ…。

これが、耐え難かった。

 

1日トータルで3時間くらいしか眠れないのに、疲れているから寝たいと思っても悪夢を見るので寝たくない。

 

意地でも寝ないと思っても、落ちるように寝てしまい、結局悪夢をみる。

 

…友達を拳銃で殺したあと、私は泣いて震えながら精神科に電話をして予約を入れた。予約日は一週間も先だった…。

 


12-①〜アダルトチルドレン〜(完璧主義)へ続く