適応障害・うつ病・双極性障害2型の記録、アダルトチルドレン。(旧,本当の自分 〜脱・AC〜)

28歳で発症。アダルトチルドレン・適応障害・うつ病・双極性障害2型、診断を受けた時の記録や、体験談を書いています。性格習慣病。アダルトチルドレン(AC)を克服しようと奮闘する人のブログ。

110💡〈役所で〉住民票などの閲覧制限をかける


どうも、ACです。
親が私の現住所を調べられないようにするために閲覧制限をかけることにしたので、いま動いています。


前回の警察でのやり取りの記事に続いて、今回は市役所でのやり取りについて書いておこうと思います。











役所では、ざっとこんな感じでした。
・申出自体はその場ですぐできた
・申出には印鑑と写真付き身分証明書が必要
・どんな被害があったのか聞かれた
・被害の証拠は特に求められなかった
・申出書、同意書を書いた
・説明、注意事項の書類をもらった












◆市役所に行く日

2日前に、警察に相談してありました。嫌な予感がしたから行った。
役所に行くことを決めていた日の朝、電話が鳴りました。まさかの毒親から……。私が何をしようとしてるかを分かっているかのようで、びっくりした……。もちろん電話には出てません。


今までいつもメールが届いていて、電話が来ることなんてなかったです。数日前にもメールが来て、私の全然知らない人の葬儀に顔出せとかなんとか。いよいよ理由はなんでもよくて、とにかく接触したいのだろうと感じて怖くて、役所で相談しようと決めていた日でした。


普段とは違う「着信」を見てとにかく早く動かなくちゃいけないと思って、すぐ役所に問い合わせてみました。









◆ とりあえず役所に電話

私「住民票の閲覧制限について相談したくてお電話したのですが……」
役所「お繋ぎします」


これだけでもすーごい緊張した……。
この会話だけは覚えてる。笑
忘れちゃうといけないと思ってメモとっておいてよかった。。


すぐに市民課の人と繋がって、とても優しい口調の女の人が。


私が用件を伝えると、
・どんな事情か
・現住所はどこか
・いつ引っ越して来たか
・現住所は相手に知られてないか
・警察に相談したことがあるか
・免許証と印鑑持参で役所へ来てください
とのことでした。


・どんな事情か
については、私が言葉に詰まっていたのであちらから「…暴力、とか…でしょうかね」とこちらの気持ちを慮るようにしながら優しく問いかけてくれて、話しやすかったです。ありがたかった。
幼少期の暴力と、お金を取られたことがあることを、ひとまず話しました。


・現住所を相手に知られていないか
については重要なようでした。知られていると警察との協議において(と言っていたかな?)、無意味と判断され、申請が通らないとのことでした。
私の場合は引っ越してから1年半が経っていて、それだけあれば知られてしまった可能性は否定できないだろうということで……。
その可能性はありますが、現住所に母が訪ねて来たことはないので、おそらく知らないと答えました。


(住所が知られている場合に申請が通らないのは当然でしょうね。お役所の方もムダな仕事だと思えるものは引き受けないでしょう。。。もし、既に知られてしまった人がとりあえず先に申請しておいてすぐに引越し、という手順を検討しても無理ということです。。。毒家から脱出するにあたり予めロックをかけておこうと考える方もいるかもしれませんが、それも無理ということになってしまいます。。。)


電話では上のような話で終わりました。
すぐ役所市民課を訪ねました。








◆申請、聴取、説明

番号札を取ってから20分ほど待って、窓口へ。はじめに担当してくれた人は、
・私の免許証のコピーを取って、
・「住民基本台帳事務における支援措置申出書」と
・「同意書」
を出してきて、記入にあたり説明をしてくれました。






●「申出書」

①被害者・加害者欄
両方とも氏名、生年月日、住所を書きました。被害者は電話番号も。


窓口の人が、「申出人」と「被害者」の欄に私の名前を書くことに続いて、加害者欄を指差して「こちらに加害者の方の名前を書いてください」と特にためらいもなく話したので、母の名前を書く欄なのだと気づくための時間が0.5秒くらいは必要でした😓笑
あの人は「加害者」なんですね。世の中が、「アイツは異常者」と言ってくれたような、私の味方になってくれたような、そういう感じがしました。




②交付を制限したい書類の欄にレ点を入れる欄
1.住民基本台帳
2.住民票(前住所)
3.住民票(現住所)
4.戸籍の附表(前本籍地)
5.戸籍の附表(現本籍地)
こんな感じだったと思います……。多分。


私は本籍地を変えていないので、4以外に全てチェックを入れました。

前・現住所、本籍地名を書く欄もありました。

「2.住民票(前住所)」は実家なのでもちろん母は分かっていますから必要なさそうですが、前の住民票には次の移転先が明記されているとのことで、そこからバレる可能性があるためこちらもチェックを入れるよう言われました。というか、前の住民票ってもらえるものなんですね。何に使うのかな。。。まさに、追跡、、、か。





③その下の欄は、申請者と一緒に保護措置を受ける人の名前を書く欄がありました。きっと、DV被害者と一緒に逃げてきたお子さんとか、そういうことかな。





●「同意書」

これは、役所内での保護措置情報の共有に対しての同意書でした。窓口は市民課でしたが、他の課でも情報共有して情報開示をしないようにしてくれるそうです。それでも念のため、自らも他の課で必要な時には保護措置を受けていることを申告するように言われました。





ここまで淡々と書類に記入して(書くところ自体は少ない)、そしたら担当が別の方に代わりました。
1人目の人は、2人目の人が来るまで書類の記入で繋いでくれていた感じでした。


2人目の人は名前を言って、「さっき電話を取り次いだものです」とにっこりしました。すごく若い人でしたが、しっかりお話ししていて質問にも全部はっきり答えてくれて、物腰の柔らかい人でした。





●聴取

2人目の人から聴取を受けました。
「お電話で少し教えていただきましたが、もう少し詳しく教えていただけますか」と言われて、家族のこと、今まで受けた被害について話しました。その人は用紙にシャーペンでメモを取っていました。


被害内容を話すとき、別室に誘導されるかなと思ったけど、窓口でそのまま聞かれました。そこの役所は、真ん中に大きいロビーがあってその周りの壁側がそれぞれの窓口になっています。大勢の人が近くにいますしすぐ隣もまた窓口なので、ちょっとためらわれましたが……。

話したら泣いちゃうかもって思ってたけど、泣かずに済んでよかった。こらえた感じで。あらかじめ電話の時にでも他の人にの目につかないような空間を用意してもらえるか聞いておけばよかったな。。。






●説明

改めてこの支援措置がどういうものか、この支援を受けるとどんな制約があるか、説明を受けました。


・まだ警察へ相談に行ってなければ、早めに行っておくこと。(私は相談済み)


・当日の申し出のみで正式に支援開始となるわけではない
(申請した段階で仮のロックをかけたと言われました。この後警察に意見を聴取し、それにより正式に決定、通知するとのことでした。1ヶ月ほど見てもらえればと言われました。)


・支援期間は1年間
(一年ごとに役所と警察に出向き更新の申請をしなければならない。期限が近づくと役所から連絡がもらえる。)


・支援措置を受けている間は、住民票などを請求したい場合、具体的な使い道についての記入と、顔写真つきの身分証が必要で、本人が直接請求する場合のみ交付(代理や郵送での請求不可)


・本庁舎(市役所)のみで交付
(行政センターなどでは請求不可)
(その他の住所・戸籍の届出も全て本庁舎)


・警察や行政などへの情報開示はある
(料金の不払いを請求するためなど)


・結婚などで戸籍の届出をする場合、更に「申入書」を提出することによりその住所も見えなくすることができる。


こんな感じです。







●その他

戸籍を分籍するとか、ネットで見たことがあったのでちょっと聞いてみました。


戸籍自体は親子だと簡単に見られるのだそうです。見られなくする方法はないと。
親の戸籍から外れて、自分だけの戸籍を作ったところで、戸籍自体は見られてしまう。(閲覧制限がかかってる間は住所は隠される)

結婚して相手と新しい戸籍を作っても、親子だから見れる。相手の名前が分かるし、子どもの名前も分かる。その名前から居場所が特定される可能性があっても、戸籍自体を隠すことはできない。
……住所は隠せるけど。


だからメリットはほとんどないとのことでした。本籍地を転々と変えたところで、それも意味はないようです。ほんの僅かな手間を、相手にかけさせられるという程度でしょうか。


名前がわかっちゃうの、どうにかなりませんかね😥婚姻相手が有名・著名人とまては行かなくても大きな企業のお勤めで会社のHPに顔写真と名前が載ってる……とかそんな場合……おしまいな気が……。それでなくてもSNSで簡単に個人を探せるか。。。

この保護措置は、毒親から身を守る手段の一つでしかない、ということをよく覚えておかなければならないのですね。あらゆる想定をして、とにかく自分で!身を守る必要があるようです。





市役所での話はこれで終わりです。
30分は喋ったと思います。









●メリット

・簡単には住所がバレないから多少安心できる
・警察にも相談してあるので何かあった時にはすぐ動いてもらえる


でも注意すべきこと
・市役所で住所のみを隠してくれるだけなので、その他からバレることの警戒は常に必要(自分の今を知る友人、会社、恋人、親族など全ての人たちの協力を求めること、SNSなど、写真の位置情報データとか、顔画像検索なども)
・住民票とるとき面倒になる
・一年ごとに更新手続きしないといけない
面倒なのは身の安全には変えられないからいいですけどね。







来月中に、自宅に結果の通知が届く予定です。
警察も役所も、「あちらがいいといえば(申し出は通る)」というようなことを言ってくれていたので、きっと通りそうです。
通知が来たら、また記事にしておこうと思います。

長くなってしまったし読みづらかったらごめんなさい。

またがんばります。