適応障害・うつ病・双極性障害2型の記録、アダルトチルドレン。(旧,本当の自分 〜脱・AC〜)

28歳で発症。アダルトチルドレン・適応障害・うつ病・双極性障害2型、診断を受けた時の記録や、体験談を書いています。性格習慣病。アダルトチルドレン(AC)を克服しようと奮闘する人のブログ。

77🌸アダルトチルドレンが前に進むには。毒家を出てから約1か月半

最近ゲリの話ばっかり書いてたからちょっと一回このブログの趣旨っぽいことを書いておこうと思います。


今いる職場で、よく言われること。
「しっかりしてて気持ちが強い」
「誰にでも穏やか」
「いつもニコニコしてる」


ありがたいですね、そう思ってもらえてるとしたら。


前にも書いたのですが、職場の同じ持ち場の方で、ひとりAC仲間がいます。42歳って言ってたかな。女性のパートの方。


その方に、どうしてそんなに穏やかでいられるの?とよく聞かれます。


正直、自分ではよくわかりません。


どういうところがそう感じさせるのか分からないし、自分が穏やかにしようと思ってるわけでもないし、本当に穏やかなのかよく分からないし。


自分の今の自己像は、自信のない、あやふやな人という感じなのに。


母に跳ね除けられて「毒親とは分かり合えない」ことに気がついて以降、物事の考え方について自分に自信がありません。


なぜなら、それまで母からの洗脳で形成されていた自分の価値観が崩壊したからです。


崩壊したというのは…
母に味方になってほしい気持ちと、自分を殺して合わせなければならないという気持ち(強迫観念?)との間に溺れていたのが、その一件を機に母へのすがる気持ちに解放されて、イコール、母の価値観から解放され心が軽くなったのと同時に母の価値観に合わせる必要がなくなるので、考え方の基準がなくなったことにより、本当の自分らしい考え方とはどれなのか分からなくなった、もしくは崩れてなくなった……。それか、まだ自分の考え方とは何かについてを自分で知らなかったと気がついた。


そういうことです。


要約すると、とにかく自分が何者かわからないので、再構築しないとな。じゃ、しよ。
というのが、今現在の感覚です。


それだけなのです。


私は、努力して母から精神的に自立してきたのではなく、母につけ離されたことによって自然と母を諦め、心や価値観から解放されただけだし、解放されて心の中の価値観の町が更地になったから、しょうがないので自然と再構築を始めただけだし、、、


つまり、努力して母の呪縛から離れることができたわけではないのです。


たまたま、偶然、こういう流れになった。


それだけなのです。








まあでもそもそも、パートさんが聞いているのは、母にすがる気持ちの対処法ではなく、自分の中にあるモヤモヤとの向き合い方。
なのだとは思います。


でも、分かんないけど、1つのことを切り離さないと、それは難しいのかもしれないという気がするのです。


それは、過去の自分と現在の自分。


これを切り離す方法を具体的にいうと、辛い(あるいは悲しい、苦しい)思いをしたのは過去の自分で、今の自分とは違う。


「今の自分は、辛い過去はあるけれど〇〇で恵まれている。」
例えば理解ある友人がいるとか、
仕事が充実しているとか、
新しい家庭があるとか、
何でもいいとは思う。


でももし、現在さえも嘆いてしまう状況にいるとしたら、大人になった今、こう考えるくらいの精神的成長はしてるんじゃないか。
「今の自分もコレとかアレとか辛いことはあるけれど、子どもの頃の自分が辛い思いをしていたことはわかる。自分の親が子どもへの適切な接し方ができない人だった、という『気づき』を得ることはできる。」


虐待を受けたり、罵られたり、虐げられたのが親も若かったころの過去の話なら……。現在の自分がもうそこまで酷い扱いを受けなくなっているのなら……。


過去と現在を自分の中で区切れるのは、自分しかいない……。


未だに毒親から大きな被害を受けているならば、とにかく逃げなくちゃ。離れなくちゃ。できるなら、離れて。


そしたら、まずは、物理的にはある程度の平和がくるよ。
精神的には波が来るけど、そしたら
こんどは自分で自分を許そう。
自分を甘やかしていいんだよ。
悪いことじゃない。
こんどは自分で自分を擁護しよう。
自分で自分を認めよう。


もう親になんて求めなくていいんだよ、大人になったんだから。子ども時代みたいに親に依存しないと生きられない存在じゃないんだから。大人になったんだよ。大丈夫だよ。本当だよ。


そうやって変えていく、、のがいいのかな。他にもやり方はあるんだろうなと思うけど。、、


ACが前に進むには、
きっかけが必要かもしれない
偶然が必要かもしれない
努力が必要かもしれない
仲間が必要かもしれない
分からないけど、どれも当てはまらないケースもあるかもしれない。


とにかく、努力なしに偶然にも母を諦めることとなった私には、自分で乗り越える術がよく分からない。


毒親との関係に悩んでいるときに、その毒から精神的に脱却するのは本当に難しいことだと思う。


特に無意識下の場合は本当に難しい。
まずは自分が親の理解を求めてしまっていることに『気づき』を得なければならないと思う。『気づか』ないと、始まらないから。


前に進むのに必要なのは、
おそらく『気づき』。


まずは、親に毒されてしまっている自分に気づかなくてはならないと思う。毒が自分からも漏れ出ていることに気づけば、変えるべきところがどこなのかわかる。自分から毒が出でいるところが、直すところ。でもまあそれはおそらく、気が強いタイプのACに当てはまるやり方。萎縮型のACには当てはまらない気がする。とは言え、ACは気が強くなったり萎縮したりを繰り返す生き物。笑











余談だけど、ACのパートさんのこと。
パートさんは、仕事で預かっているうちの1人の子どもをよく批判する。まだ1歳なのに。また、その子の家族をよく批判する。普通じゃないって言う。イライラするって。ありえないって。


私がパートさんにリアルでは言えないと思うけど、思うことがある。何でそんなに穏やかでいられるの?って聞いてくるから、遠回しに伝えてみた。


物事を決めつけてる自分に気づいてほしい。その、決めつけてあれじゃダメだこれじゃダメだと一生懸命喋ってるその瞬間にでいいから、言いながらでもいいから、いや、言った後でもいいから、気づいてほしい。


決めつけながら喋ってるときのあなたは、多分、あなたが嫌っているお父様やお母様と、そっくりだと思うから。


これはああだこうだと決めつけて、あなたの気持ちを押さえつけてきたあなたのご両親と、そっくりになっているはずだから。


決めつけられた側には、それなりの気持ちがある。あなたはそれを知っているのに、自分自身が経験しているのに、人のことを自分の価値観で決めつけて批判している。


あなたがどれだけ経験があって、どれだけ機転がきいて、どれだけ頭が良かったとしても、あなたのその言葉は、人によっては正解にも不正解にもなる。親切にも不親切にもなる。感謝されることもあれば余計なお世話だと反感を買うこともある。


あなたがどれだけ心底そう思っても、人によっては全く違う。


あの家族にも、あの家族のやり方や、事情や、価値観や、能力がある。それを、あなたの価値観だけで決めつけて批判しないでほしい。


穏やかになりたいのならば、自分の価値観を変えないと、一生そのイライラはあなたにつきまとう。


なぜなら、そのイライラの原因は、あなたの価値観……
あの家族がおかしいのではなく、
あなたこそが、あなたの価値観こそが、そのイライラを生み出しているのだから。


自分が親にされて嫌だったことをこの1歳の子にやっちゃうんじゃなくて、「あの時こうしてほしかったな…」と思っているそれを、この子にしてあげるのはどう?
この子が大人になった時、惨めな悩みを抱えず済むように。


ちなみに、私はそのパートさんを嫌いとかじゃない。あの人にも心が軽くなる日がくることを願ってる。彼女の心が軽くなるなら、私の思うことも話す。リアルではっきり言わず遠回しにいうのは、本当はその人が話を聞いてほしい、理解してほしいだけなのわかるから。でも、聞いてくるから一応答える。だから中間取って遠回しに言う。はっきり言われると、彼女がどうなるか想像がつく。自分と似てるから。どうなるかって言うと、どん底に落ちたような衝撃が走って、この世の終わりみたいな感覚がした後しばらくして、蹴飛ばしたいほどの怒りがこみ上げる。それで、相手を嫌いになって、最後に、自分も嫌いになる感じがする。私はそれわかる。ACだから。ACってそんな感じの気持ちで生きてる。