適応障害・うつ病・双極性障害2型の記録、アダルトチルドレン。(旧,本当の自分 〜脱・AC〜)

28歳で発症。アダルトチルドレン・適応障害・うつ病・双極性障害2型、診断を受けた時の記録や、体験談を書いています。性格習慣病。アダルトチルドレン(AC)を克服しようと奮闘する人のブログ。

58🌸おい、そこの毒! 虐待する親も過干渉な親も同じだからな!


テレビやウェブなどで話題に上がることがある「毒親」「親の毒」などというのは、虐待やら放任やら、反対に過干渉といった親の言動により、子どもの成長や精神面に良くない影響を与えるもので。


このところまたまた多く見るのは「過干渉」。子どもの頃から習い事やら着る服やら付き合う友達やらに口を出してきて、大人になってからも就職先やら恋愛する相手やら下着の色にまで何やら言ってくるらしい。

気持ち悪いですね。子どもかわいそう。
うちの母は別に過干渉ではないので同じ毒親でも畑が違うななんて思いながらも「毒親」のキーワードにつられてついつい見ちゃう。

前に読んだことがある記事に上がっていた女性は、好きな人にプロポーズされても手放しに喜べずむしろ不安になったんだとか。理由は「お母さんが認めてくれるレベルの人じゃない」から。その女性は社会人として生活する今も、自販機でジュース一本買うのでさえ「これを買ったらお母さんが怒るかも」などと考えるそう。重症……。


こういう過干渉な親が毒親として取りざたされる記事には、大抵決まった感じの書き込みがみられる。

「何をするにも親の許可がいる」
「自分で決められない」
「親がいちいち報告を求める」

気がついたんですが、そう言えば私は、自ら

報告してる

そう言えばそう、何をするにも必ず報告して生きてきたな……。

それは子どもの頃からの習慣で、何か勝手にやろうものなら母からとんでもなく怒られるから。もしくは嫌味が死ぬほど続くから。

前に私が婚約してた相手は、大事なことを隠すタイプでした。私はそれを「プライドを死守するため」以外のなんでもないと思ってました。だって、借金の額とか生活費足りないこととかはぐらかしてるのは、自分の落ち度がわかってるからでしょ。

まあ、もしかしたら普通っていうか、よくあることなんだろうと今なら思います。

以前の私だったら、借金やら生活費足りないやら、そんなことになったら、絶対隠さないです。家族(親)に話してしまう。そもそもお金で失敗するようなことになる前にかなり工夫してるはずですけど。私は計画がキモいほど綿密です……。心配性なんだと思う。

その計画がうまく行きそうになくなった時点で親に相談するでしょうし、それでも借金してしまったら事後報告でも親に言います。


とにかく、昔の私は親に隠し事をするなんてあり得なかったんですよね…。私の母は、わたしが大人になってしまってからは、母の側からうるさく干渉してくることはありませんでした。

それでも私は、母に自ら報告してました。良いニュースも悪いニュースも必ず伝えます。どんなに言いづらくても必ず言います。あとが怖いということが頭に刷り込まれてるから報告しちゃう。

それに、冒頭に上げた女性の話、「お母さんが認めてくれるレベルの人じゃない」ってはなし、私も感じてしまったことがあります。

あれは、私がプロポーズされたあとウチの実家で母と初対面となる日。私は1時間も早く彼と合流してました。理由は「間違いがあってはならないから」。もし間違えると、恐らく死ぬまで母に嫌われ嫌味を言われ萎縮します。彼が。

30分前には実家付近で待機して、髪が乱れてないかだとか、スーツにホコリやらゴミやらシワやら付いてないかだとか、変な匂いがしないかだとか、靴は汚くないかだとかみたり、彼が緊張しないように話しかけたりと、こっちが緊張してました。

これ、今考えたら失礼です。笑
婚約者を信用してない感マンマン。そんなつもりなかったんですよ、母に彼を気に入ってもらえるようにしたかった。「ウチの親うるさいし細かいからさ〜! でも大丈夫まかせて☆」 みたいな妙な張り切り感。



なんだ、やっぱりここでも「母基準」。



もうなんか、無意識にこうなんですよね。自分の意思で、いいなと思えた彼をありのまま見せればいいのにねえ。



で、気づいたこと。

虐待と過干渉は同じ毒でも毛色が違うと思ってたけど、本質は一緒だった。

支配するんですよ、無意識に。
支配されてるんですよ、無意識に。
結局、親の基準が子どもの価値観なわけ。

虐待も過干渉も、反対の意味みたいなかんじではあるけど、どちらも子どもの自立を奪うんですね。気づかないまま一生終わる人絶対多いと思うわ。


おい!!
へこたれんな!!
私は気づいたんだから!!
毒人間とは違うんだから!!!

頑張れ、わたし。






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