適応障害・うつ病・双極性障害2型の記録、アダルトチルドレン。(旧,本当の自分 〜脱・AC〜)

28歳で発症。アダルトチルドレン・適応障害・うつ病・双極性障害2型、診断を受けた時の記録や、体験談を書いています。性格習慣病。アダルトチルドレン(AC)を克服しようと奮闘する人のブログ。

24🌸恩師の言葉

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私が母との関係を悩み、自分の生き方に完全に自信をなくしていたとき

 

高校時代の担任だった先生が私に
生きる力をくれた。

 

今回は、そんなお話。

 

あれは、自分がアダルトチルドレンであり、依存関係にある母と婚約者、双方との決別を決心した時のことです。

 

高校在学中はもちろん、卒業後も、環境の変化があると、恩師の電話に連絡を入れていたので、母と決別を決心した時も、電話をしました。

 

しかし、不覚にも泣き出してしまった…。笑

たまたま近くにいるとのことで、すぐに飛んできてくれました。

 

決別に至った経緯と子ども時代のことを話しました。子どもの頃、勉強にせよ生活態度にせよ、母のお眼鏡にかなわないと、ひどく罵られたり身体的に痛めつけられたりしていました。

 

そんなふうに母に虐げられながら育ったこのにより現在私が自信をなくしてしまっていることを話したくだり、恩師はすぐさまこう言いました。

 

「お前が100点を取れていたのは、お母さんから言われたからじゃないよ。
お前にはその力があるんだよ。

たまたま、その原動力がお母さんだったってだけだよ。」

 

 それを聞いて…
何か、ものすごく、ハッとしました。

 

確かに、どれだけ願っても
どれだけ努力しても
その事柄を成し遂げることができない人はいる。

 

確かにそうだ。
誰しも、そのうまいやり方や突き詰め方を最善にすることができれば、成し遂げられるようになることは多いだろう。

 

しかし、努力の仕方がわからない人は、様々な場面で最高地点に到達できないことは、往往にしてある。

 

または、得手、不得手というものもあるだろう。望んでも望まれても、その人に合う合わないの問題で、できないこともあるのだ。

 

例えば勉学のことだけで言えば、どんな努力をすれば、どんな方法で勉強をすれば100点が取れるか、私は自信に合ったやり方がわかって勉強することができていた。

 

それは確かに、母から教わったわけではなかった。
母からは、100点以下だとただひたすらに罰せられていただけで100点を取る方法まで教えてもらったことはない。

自分でやりくりする中で、子供時代からコツコツと、私自身が身につけたものだ。

 

「…そうか、……!!」

私の中で、何かが蘇った感覚がした。
頭の中が明るく照らされた感じがした。

 

 

 

 

 


あの時の私は、完全に今までの自分に自信をなくして、自分は何者かわからなくなっていました。

母にコントロールされたり、母のお眼鏡に叶うよう生きてきたことに気付いて、本来の自分の考えや気持ちがよくわからないことに気がついたのです。

 

自分は、誠実で努力家であることを誇りに思っていたのに、それこそが私らしさだと自負していたのに…。

 

アダルトチルドレンであると分かったとき、無くしてしまった自信でした。

 

その時の気持ちはこう。
「誠実で努力家…?
違う。

ただの完璧主義で、しかもそれを他人にも押し付ける嫌なタイプの完璧主義者。規則やルールに異常に執着する、頑固さという言葉で片付けられるか疑問なほどの思考の偏り。

私が信じてやまなかったものは、母から100点を取らなければ身体的・精神的に痛めつけられることに対する、子どもながらの精一杯の安全に生きる術でしかなかった…。

私は頑張る子じゃなかったんだ…

 私はぶたれないために、
母に認めてもらうために、
そんなことのために頑張っていただけだったんだ…。

自分らしさだと思っていたものは、母の虐待により作られた嘘の自分だった、なんだ…。嘘の自分…。努力家は、本当の自分じゃない…。

そんな…。」

 

こんな風に思って、自信をなくして、自分が何者かもわからなくなり、ぽっかりと心の全てが穴になったような、心の枠だけになったような、そんな感覚がしていました。

 

 

 

 

そこへ、恩師の言葉。

心底感謝しました。

 

そうか、私は私でいいんだ。
100点を取るだけじゃない。
色んなことをやり遂げてきたんだ。
私にはその力があるんだ。
もともとあるんだ。
努力家は、私らしさなんだ!!
努力の具体的な方法を見いだせることは、私の実力であり、人から強いられたり、やむなく身につけたものではない!!


もとから持っていたものなんだ、

私自身なんだ!!

 

 

心の中が、みずみずしく、充たされていく感覚がしました。

 

あの時は本当に嬉しかった

涙が出た…(;▽;)

 

先生、ありがとう。