適応障害・うつ病・双極性障害2型の記録、アダルトチルドレン。(旧,本当の自分 〜脱・AC〜)

28歳で発症。アダルトチルドレン・適応障害・うつ病・双極性障害2型、診断を受けた時の記録や、体験談を書いています。性格習慣病。アダルトチルドレン(AC)を克服しようと奮闘する人のブログ。

7🦋 その4 私の生い立ち・人生 〜就職〜

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24歳、幼稚園に就職。
初めは実家のある市の幼稚園教諭採用試験を受けていたが、最終で落ちた。
焦って探したが、実家から車で小一時間ほど離れた幼稚園に拾ってもらえて、就職した。感謝した。

 

私の経歴で新卒というまたとないチャンスを逃したら、まともに就職できなくなるかもしれない。心底感謝した。この仕事を、一生頑張ろう、そんな気持ちだった。

 

就職したら、実家から出なければならないと何となく思っていた。でも、母は止めた。
「何で家を出る必要があるの?ここにいればいいじゃない」
母は、心配だから、と言っていた。結局実家は出なかった。ここでも私の意見は聞きいれられていない。

 

その後職場では、あんなに意気込んで入社したのに、驚くほど人との関係がうまくいかなかった。

 

それまでの人生の中でこんなにも嫌われたり邪険に扱われたりすることはなかった。人的環境の悪すぎるところに就職してしまったんだと思い、とても辛い気持ちになっていた。

 

気づいていない…。
生きづらさ…完璧主義…

 

それまではおそらく、性格や思考に偏りがあっても、若かったり学生だったりと言ったところで許されていたのだろう。

 

しかし就職してからは違った。先輩や上司からことごとく嫌われていたと思う。あいつは言い訳ばかりしている、自分の意見ばかり押し通そうとするやつだ、お前は素直に「はい」とだけ言ってればいいんだ。お前はプライドが高いんだ。

 

どれも私にはよくわからなかった。どれも、私には当てはまらないと感じていた。

 

どうしてこんなにも、職場の人たちとうまく関われないんだろう…。

 

すぐに、壁を作った。プライベートのことは極力話さなかった。唯一の同期は、良い子だがとてもマイペースで、きちんとしていたい性格の私には到底理解しがたい言動が多かった。

 

同期ともあまり仲良くはならなかった。何度か遊んだことはあるが、本音を話したことはほとんどなかった。


今は、ごめんねって思う。こんな私でも仲良くしてくれてたのにね…。

 

職場ではそのうち、適当にうまくやるスキルを身に付けた。人が望むように何となく行動して、敵を作らず味方も作らず精神的には孤独に働いていた。


…私はなぜか、人とうまく関われない。職場では精神的に孤独だ。理解者はいない。そういえば、短大のときも何となくそう思うことがあった。私は何が悪いんだろう…。仕事もできないし。私は何もできない…。なぜなんだろう…。

 

孤独だった。

 

そして就職して4年目の28歳。
人生の転機が訪れた。


5 〜婚約〜へ続く